あいの風とやま鉄道 生地駅周辺活性化への取り組み I-TOWN第2期 56戸が竣工

2024年03月21日

 YKK不動産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:志水宏朗)が、あいの風とやま鉄道生地駅周辺にて建設を進めるI-TOWN第2期56戸が竣工し、運用開始を前に、本日、施工工事関係者およびYKKグループ関係者が列席し、施設利用の安全を祈願する神事を執り行いました。

 I-TOWNは、YKK黒部事業所(富山県黒部市)に近接する生地駅周辺のまちづくり※1の一環として、周辺の街並みにとけこむ地上2階建、分棟型とした社有寮の建設を同地域で進めるものです。アーケードにより動線を繋げ、人の行き交いによる賑わいを創出するとともに、公共交通機関とシェアカー活用により、マイカーを保有しなくても困らない地方都市でのモデルづくりに取り組んでいます。第2期は第1期※2に続き、株式会社みかんぐみに設計を担当いただきました。

【I-TOWN 第2期ポイント】
 ①快適と省エネを両立した健康配慮型の住居
  ・南面採光と高断熱気密化による冷暖房負荷抑制でHEAT20 G2※3相当の躯体性能を実現
  ・省エネ基準(2025年適合義務化)※4Ua値0.87を上回るUa値0.39を実現                                        
 ②建築による脱炭素の取り組み
  ・太陽光発電と第1期共用棟にもうけたバイオマスボイラーによる創エネと建築による消費エネルギー削減で住居棟にてゼロエネルギーを実現
  ・木造建築によるCO2固定量    202.83 t-CO2   
  ・太陽光発電によるCO2削減量  31.2 t-CO2/年
 ③第1期の運用をふまえた改善点
  ・木造大型パネル工法を採用し、工期を短縮しつつ、断熱精度の高い建物を実現
  ・居室の北側に水回りを集約し、南側に大きな寛げるスペースを確保
  ・2mのアーケードを片持ち梁とすることで柱と基礎をなくし合理化を実現

I-TOWN第2期 居室 
I-TOWN第2期 外観

 I-TOWN整備については、第1期・第2期の運用状況を確認しながら2024年度内に第3期以降の計画をとりまとめ、2025年度以降に設計・施工に着手、2026年度4月からの運用開始を目標とします。

別紙.pdf
※1~4及び I-TOWNの概要については、別紙をご確認ください。