パッシブタウン第4街区 たんぽぽ保育園「第17回キッズデザイン賞」を受賞

2023年08月23日

 YKKグループの事業所内保育施設としてYKK不動産株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:志水宏朗)にて整備を進めたパッシブタウン第4街区 たんぽぽ保育園(富山県黒部市)が、「第17回キッズデザイン賞」※を受賞しました。

【受賞概要】
  
■部  門
  「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン」
■カテゴリー/サブカテゴリー
   建築・空間/保育園・幼稚園

 たんぽぽ保育園(設計:田口知子建築設計事務所)は、「子どもたちがのびのびと育つ融通無碍な空間」をコンセプトに、南北全面に長い縁側を配置し、床の段差や小さなコーナーなどを設けることにより、子どもの視線に変化をつくりだす空間を作っています。構造に富山県の新川産杉製材を全面的に採用し、内部に木架構を現した燃え代による準耐火構造で、内外の仕上げにも様々な自然素材を活用しています。空間をつつむ呼吸する自然素材と、多方向からの光と風を取り入れる窓などにより、「子どもたちの五感を育む森のような空間」をめざしました。また、環境シミュレーションにより北東からの卓越風(あいの風)を積極的に室内に取り入れる建築の形や、子どもたちが生活する高さでの快適な空気環境を実現しています。高性能外皮とパッシブデザイン、南傾斜屋根に設置した太陽光パネルにより一次エネルギー消費量ネットゼロのZEBを達成しています。

別紙.pdfたんぽぽ保育園の概要については、別紙をご確認ください。

※キッズデザイン賞(主催:特定非営利活動法人キッズデザイン協議会、後援:経済産業省、内閣府、消費者庁、こども家庭庁)は、「子どもたちが安全に暮らす」「子どもたちが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」という目的を満たす、製品・サービス・空間・活動・研究の中から優れた作品を選び、広く社会に発信していくことを目的に2007年に創設されました。子ども用にデザインされたものはもちろん、大人・一般向けに開発されたものでも、子どもや子育てに配慮されたデザインであればすべて対象です。https://kidsdesignaward.jp/