YKK株式会社 統合報告書「This is YKK 2022」発行 ~温室効果ガス排出量18.2%削減の他、「YKKサステナビリティビジョン2050」の進捗状況を報告~

2022年08月01日

 YKK株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大谷裕明、以下 YKK)は、この度、YKK精神「善の巡環」を根幹とした経営・事業活動、ならびに、サステナビリティへの取組みについて、財務情報と非財務情報を統合的にまとめた、統合報告書「This is YKK 2022」を発行しました。

 統合報告書「This is YKK 2022」では、YKKの主たる事業であるファスニング事業について、持続的成長に向けた価値創造、中期経営戦略、ならびに、2050年までに「気候中立」の実現を目指す「YKKサステナビリティビジョン2050」の目標達成に向けた5つのテーマの活動実績をご報告しています。また、環境・社会・ガバナンス・財務に関する詳細データは「データブック」にてご報告しています。尚、今年のテーマは「YKKの存在意義」とし、トップメッセージ、トップダイアログから社員の声まで、一連のストーリーでご紹介しています。

 YKKは、今後もステークホルダーの皆様との積極的な相互コミュニケーションを重視し、事業活動を通して、持続可能な社会への貢献を目指してまいります。

統合報告書「This is YKK 2022」ならびに「データブック」は、YKKウェブサイトからご覧頂けます。
https://www.ykk.co.jp/japanese/corporate/csr/eco/report/index.html

■「YKKサステナビリティビジョン2050」目標達成に向けた2021年度活動実績

【気候】
・温室効果ガスの排出量をScope 1, 218.2%削減、Scope 315.1%削減(基準年2018年度比)
・再生可能エネルギー100%で稼働する工場は世界11拠点(前年度比1拠点増)

【資源】
・ファスニング製品の繊維材料の持続可能素材(リサイクル材、植物由来材料など)への切替え率13%(前年度比7ポイント増)
・梱包材の持続可能な形態への切替え率3.3%YKKジャパンカンパニー(黒部事業所)では、20227月に主要内装包材の切替えを完了)
・埋立廃棄物量を272トン削減(前年度比)
・廃棄物の再資源化率を87.0%に向上(前年度比3.7ポイント増)

水】
・すべての製造拠点での取水量を7.5%削減(基準年2018年度比)
・排水管理を徹底するため、行政の規制よりも厳しく設定した自主管理基準値を用いて排水管理を実施

化学物質】
・自社基準(YKK RSL)を改定し、国内外の事業会社への周知と全サプライヤー1,204社への遵守状況の調査を実施
・YKK製品の OEKO-TEX® 認証の定期更新を実施
・主要製品で使用するトルエン、キシレン削減塗料を開発
・従来のめっき薬品を一切使用せず、シアン、クロム、セレンなどの有害物質を100%除去したYKKの新めっき技術 AcroPlating®アクロプレーティング で生産する商品バリエーションを拡充。同技術を使った商品の販売数量はファスナーで75%増加、スナップ・ボタン商品で48%増加(前年度比)

【人権】
YKKグローバルコンプライアンス基準のセルフチェックを対象全拠点で実施
・サプライヤーに対してOECDガイドラインに沿った取引基本原則の遵守を確認し、CSRアンケート調査による定期的な状況確認・評価を実施

■「This is YKK 2022」主な掲載内容
 「善の巡環」とサステナビリティ/トップメッセージ/トップダイアログ/「善の巡環」と価値創造/第6次中期事業方針と事業戦略/「YKKサステナビリティビジョン2050」目標達成に向けた2021年度活動実績、2022年度以降の計画/経営理念浸透活動/ガバナンス/財務・非財務ハイライト

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