パッシブタウン第4街区 竣工 

2022年03月15日

 YKK不動産株式会社(本社:東京都、社長:小林聖子)は、2021年4月に着工したパッシブタウン第4街区(富山県黒部市)の竣工式を、本日、関係者出席のもとで執り行いました。本街区は、YKKグループの事業所内保育施設「たんぽぽ保育園」として運用します。

 パッシブタウンは、エネルギー消費に過度に依存をせず、黒部の自然エネルギーを最大限に活かしたパッシブデザインによる持続可能な社会にふさわしいローエネルギーの「まちづくり・住まいづくり」を提案する取り組みです。今回の街区では、脱炭素への貢献と※1ZEBの達成をテーマに、2021年4月に建設を開始、子どもたちが豊かな自然と触れあい健やかに成長できる環境を整えました。

 尚、たんぽぽ保育園は2022年4月に現在の場所(第1街区商業棟)から本街区へ移り、開園します。

<ポイント>パッシブデザインと外皮性能を基盤に子どもたちの健康を支え、ZEBを実現し脱炭素に貢献

①富山県東部(新川地域)の杉無垢材で木構造大空間を実現

  • ・地元杉利用によるCO2固定量約48.0(t-CO2)、植林による50年後のCO2固定量 57.0(t-CO2)
  • ・地元の新川森林組合と共同で2021年10月23日に植林実施(森林保全サイクルの実現)

②高性能外皮・パッシブデザインによるエネルギー消費量削減と太陽光発電によるZEBの達成

  • ※2BELS評価で最高の5つ星、ZEBの認証を取得(設計一次エネルギー消費量101%削減)

③パッシブタウンにふさわしい保育園の換気と温熱環境

  • ・換気経路に重要な※3気密性能C値0.4c㎡/㎡を達成
  • ・建築物内6か所に温湿度とCO2濃度センサーを設置し換気の見える化(自然換気有効サイン)

④子どもたちの安全面に配慮した通風換気を実現する設計

  • ・格子窓を採用し、西側からの風を取り入れ、通風による十分な換気を実現する室内設計、窓配置
    (第1~3街区で得たデータを活かした設計/窓の開閉を促す自然換気有効サインの活用)

【採用したYKK AP商品】
樹脂窓「APW 330」、日よけ「アウターシェード」、エクステリア商品「ルシアス」シリーズ

※1~3については別紙 参照

※画像データはテキストリンクよりダウンロードいただけます。