設備開発・機械製造

グループ事業競争力の向上に向けた技術開発力の強化

YKKグループは、材料から製造設備、製品に至るまでの一貫生産思想によりグローバルに成長してきました。自社内で材料開発、設備開発、機械部品製造を行い、ファスニング事業・AP事業向け専用機械を国内外の各工場に供給しています。専用機械を供給するために必要とされる強化すべき要素技術については、自社内開発による深耕を図る一方で、企業・大学との連携による社外技術の導入を進めています。

事業の製造現場に適応する設備開発

製造技術開発
ファスニング事業向けには各国の工場に適応したファスナー専用機械の開発・設計を、AP事業向けには窓を中心とするAP製品の生産ラインや生産システムなどの開発・設計を行っています。
機械製造
製造技術開発部門で開発した機械の製造・供給により、ファスニング事業、AP事業の高い製品品質とコスト競争力を支えています。また、幅広い精密加工技術により、商品の品質を支える金型の製造等を行っています。

中長期視点での技術開発

基盤技術開発
製品をつくり上げる材料開発や、製造工程を革新するプロセス技術の開発を行っています。また、製品の製造に不可欠な金型の材料や、その加工技術の開発、さらには機械設備に必要な要素技術開発にも取り組んでいます。
分析・解析
材料の微量成分や微細構造など、材料開発や商品品質の向上に不可欠な分析により、YKKグループの技術開発を支援しています。また、シミュレーション技術による商品性能・品質の事前予測や独自のシステム開発により、事業における開発スピードの向上を支えています。
米国消費者製品安全委員会(CPSC)ファイヤーウォール試験所認定。
2011年9月に、工機技術本部 分析・解析センター 分析室(当時)が、米国消費者製品安全委員会(CPSC)により、製品中の鉛含有量の分析値を保証できるファイヤーウォール試験所(CPSCに認定された該当商品を製造する製造事業者内にある第三試験所)として日本国内で初の登録認定を受けました。この登録に先立ち、同室では2011年3月に第三者認定試験所の認定を取得しており、これにより当センター分析室の試験報告書は、国際的に信用を持って適用するものとなりました。

YKK IoTモデル構築の考えと取り組みについて「ものづくり白書2016」に掲載されました

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